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ポジショニング原則 — AI全ベット × 代替不可能(バーベル戦略)

TL;DR

くるみが売る商品も、自社で投資する事業も、「AI全ベット」と「AIでは絶対にできない」の両端だけに置く。中間(人がレバレッジ控えめにこなす従来型業務)は構造的に消える前提で組み立てる。自社事業はデルタニュートラルにこの両端へ分散する。


思想

ほぼすべての業務がAIで置き換わる時代に、生き残るのは2種類しかない。

  1. AI全ベット側: 「AIだから可能」「AIで桁違いに安く・速く・大量にできる」を売る。人間の役割は AI が出すアウトプットの選定と配置に集中する
  2. 代替不可能側: 「AIではどうやっても作れないもの」を売る。第三者の信頼・人と人の関係性・オフラインの編成枠・現場の生っぽい体験

中間は削除。AI でも代替不可でもない領域(「人がそれなりに頑張ればできる業務」)は、3年以内に AI 全ベット側に呑まれて単価崩壊する。最初から商品ラインに置かない / 置くなら一時的な橋渡しに留める。

中間に残された業務は、価格競争に巻き込まれた瞬間に粗利率が崩れる。中間にしか商品がない代理店は、AI 側からも代替不可能側からも挟まれて潰れる。


なぜバーベルか

「右」「左」のどちらに行くにも投資先がブレないように、両端だけに資源を置く。中間業務は受けても利益マネジメントの対象外(橋渡し扱い)。


自社事業:デルタニュートラル配分

3つのくるみバディ(AX / グロース / アドバディ)×バーベル両端のマトリクスで投資を考える。片寄せず、両端に同程度の重みでベットする

AI全ベット側 代替不可能側
AX バディ 業務特化エージェント構築 / 社内 AI 導入 / RAG / プロンプト運用 (事業の性質上ほぼなし — AX 自体が AI 全ベット領域)
グロースバディ データ駆動の意思決定エージェント / 経営ダッシュボード自動化 経営者の壁打ち / 関係性に基づく事業再建 / 0→1 の現場判断
アドバディ AIネイティブ広告運用(AI動画CR × 広告運用) / 反復業務 AI 化 / レポ自動化 UGC × テレビPR × 広告運用 / 第三者文脈 / オフライン編成枠 / 関係性に基づくPR

運用ルール: - 提案資料はバーベル両端を別パッケージにして並列で見せる(中間案を作らない) - 投資判断(人月配分・採用・ツール開発)も両端で同等以上の優先度で扱う - 中間タスクが発生したら「どっち側にずらせるか」を考える(AI 化するか、関係性に乗せるか)


アドバディ広告運用への適用:2パッケージ

広告運用の主商材は 2つのパッケージで打ち出す。中間案は出さない。クライアントに対して「右(AIネイティブ)か、左(代替不可能)か」を最初に確認する。

パッケージ1: AIネイティブ広告運用 — AI全ベット側

正式名: アドバディAI — AI動画クリエイティブ × 広告運用

: クリエイティブが、ターゲットを連れてくる。

思想: - 広告の勝負所は「ターゲティング」から「クリエイティブ」へ移った - 媒体 AI(Meta / Google / TikTok)は自動でクラスタを切って配信する。クラスタごとに刺さる訴求は違う - 必要なのは「真の多様性」を量産すること。生成 AI 動画と多様性ルール(定量化)で 3つの構造的障壁を突破する - 障壁: 制作コスト / 多様性の幅 / 媒体カバレッジ - 装置: 生成 AI 動画 / 多様性ルール(定量) / 横展開フォーマット

売り方: - AI で工数を削った分、本数と検証回数で勝つ - 月 200-500 本の制作 / 検証パック / 勝ちパターン DB - 料金は本数とサポート範囲で 3 プラン(既存スライド準拠)

スライド資料: skills/marp-deck-generator/output/decks/20260430_curumi-ai-creative/(AI動画CR × 広告運用)

料金との接続: pricing_table.md の C4 (AI動画CR制作) + 広告運用手数料(Layer 2)の組み合わせが土台。


パッケージ2: UGC × テレビPR × 広告運用 — 代替不可能側

正式名: アドバディ — 第三者文脈で先回りする

: 比較が始まる前に、第三者の文脈で出会う。

思想: - デジタル広告だけでは「比較が始まった後の刈り取り」しかできない。母数を増やすには 比較前の出会い方 を再設計する必要がある - テレビは「デジタルで刈り取れない層」に先に届く手段。CM・パブ・PR で効きが違う - UGC × テレビパブ × デジタル運用を 一つのパッケージ・一つの素材ループ で回す - パブ素材は二次利用で回収効率を上げる。検索リフトを起点に比較流入を押し上げる

この領域は AI で代替不可能: - テレビ番組の編成枠 / 番組制作との関係性 / 取材交渉 - UGC 投稿者のリアル発信(界隈ごとの切り口・フォロワーとの関係性) - 番組文脈の格付けと信頼性(広告ではなく企画で信頼を取る)

売り方: - 上中下流の三段ファネルで広告を再設計する(UGC → テレビパブ → デジタル運用) - 半年で「指名検索 +400% / CPA -20% / CVR +0.5pt」を狙う - 月額 ¥30 万〜 + 目安広告費 + 実費

スライド資料: skills/marp-deck-generator/output/decks/20260430_curumi-pr-ugc-tv-pub/(UGC × テレビPR × 広告運用)

料金との接続: 既存 pricing_table.md には未反映。月額 ¥30 万〜 = 0.25 人月相当の最低稼働 + 広告費 + テレビ枠・UGC キャスティング実費(パススルー)。料金テーブル更新時に「P2: 第三者文脈パッケージ」として明記する。


営業フロー

  1. 初回 15-30 分のヒアリングで「比較される段階で勝てない」のか「そもそも比較されていない」のかを判別する
  2. 比較段階の問題 → AIネイティブ広告運用パッケージを提案(パッケージ1)
  3. 認知・母数の問題 → UGC × テレビPRパッケージを提案(パッケージ2)
  4. 両方 → 両パッケージを並列見せ。先に着手する側を決めて段階的に展開
  5. 中間提案(「人手を増やしてとりあえず運用改善」)はしない。中間案は構造的に勝てない位置だと事前に説明する

どんどん打ち出していく

「売れそうなもの」を増やすときも、バーベル両端のいずれかに該当するかで評価する。

候補 判定軸 出すか
AI で 1/10 のコストで作れる新商品 AI 全ベット側 出す
既存代理店との関係性・オフライン編成権限を活かす商品 代替不可能側 出す
「人が頑張ればそれなりに作れる」商品 中間 出さない(粗利が崩れる前提)

実行: 両端に振り切れる商品は、スライド資料を最優先で作って打ち出す。打ち出した順から営業同行で当てて、反応が出たものから次の標準パッケージに昇格させる。


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